マーケティングアイデア集

井出が推奨する、実行したら効果が高いはずのマーケティングアイディア

立地など

・ 高立地ではなくベスト立地を選ぶ
・ 地域の医療機関リストを入手する
・ 盛業している医療機関を特定し、実地調査にいく
・ 地域の地図を購入する
・ 市役所にいって高齢化率・人口構成・包括ケアセンター・ケアマネリストを入手する
・ 地図上に、各医療機関をプロットする。盛業している医療機関はマークする
・ 自院にとっての近接重点地域に線を引く。同心円で描いてはいけない。徒歩・車・自転車を実際に使って実地調査すること
・ 競合医療機関をマークする。特に盛業している同領域の医療機関は徹底調査する
・ 盛業している医療機関については、製薬会社MRに「盛業しているところはどこ?」を聴きまくり情報を集める。仕入れ情報からでも患者層・患者数は推測がつく
・ 盛業しているクリニックに対して、ホームページの詳細研究、潜入実地調査、出入り口観察、  場合によっては帝国データバンクに依頼をする
・ 調査の結果、競合で良いと想われるところは、全部パクる
・ 盛業している競合とは休診日をずらす
・ 地域のキーパーソンを探す。見つけたら関係をつくる

自院について

・ 地域の需要は何かを徹底調査する。テリトリー内の住人は、医療に何を期待しているか?を必死になって情報を獲る。その期待に自院が強みをもって応えるには、どのような「医療サービスパッケージ」を開発すれば良いのか?を徹底的に考える
・ そのようなサービスを考えるにあたり、歯科・美容形成・美容室・鍼灸接骨院といった他業界の、それも盛業している業者のHP・実地店舗を参考にする
・ 自院を患者様が選ぶ理由は何か?患者様に直接確認しながら
早い : 待ち時間が少ない
便利 : 夜もやってる、日曜もやってる、予約が便利、予約無しでもOK、など
上手い: 医療技術が優れている
・ 何をもって競合(それも自院より上位の)と差別化するのか。競合の弱点も意識する
手軽軸: アクセスしやすさ、便利さ、配慮の行き届き具合
医療軸: 医療レベルです
密着軸: フォローコール、受付スタッフが名前を覚える、立ち入った事情を把握
上記3つの、どれも平均点はとること。そしてどれか一つに絞って、その差別化においてはNo.1をとること。その上の設問である「患者様からみた機能的ベネフィット」の「早い・便利・上手い」と整合性をとること

WEB

・ ホームページに力を入れる
・ ホームページの研究に力を入れる。繁盛店のホームページなどの書籍を読みあさる
・ 盛業しているクリニック・歯科・美容外科・美容室のホームページをよく見る
・ 中小企業を対象にしたホームページマーケティング業者を探す。多くの場合、優秀な業者は本を書き、既にセミナーを行っている
・ ブログをつくって頻回に更新する
・ メールマガジンをつくって、適宜配信する。メルマガ会員を集める
・ クリニックを紹介する動画をとって開示する

・ メールアドレスをなるべくゲットする
・ ダイレクトマーケティングに対する同意をとる

クリニック運営面

・ 開発した医療サービスに、患者様からみて憶え易い魅力的なネーミングを行う
・ サービスラインアップを、おとり・リピートサービス・本命サービス といった「じょうごの法則」として構成する
・ アップセル、クロスセルの関係性をつくり、アップセル・クロスセルを実行するシステムをつくる
・ 電話受付の対応をレベルアップする。接遇セミナーに行かせ、本を見て、ロールプレーを繰り返し、フィードバックを行い、好印象の電話接遇が実践できるようになったら、それをマニュアル化する
・ 受付に、好印象を与えるスタッフを配置する。接遇に関して徹底研究させる。笑顔訓練を院長が先頭に立って行う
・ 待ち時間を徹底的に削る。ボトルネックの改善を繰り返す
・ 待ち時間が有効に過ごせるように工夫する。ナースが問診をとる、なども良い
・ 初診した患者様は、なるべくもう一度来院する機会をつくる(患者様本位に)
・ なぜ自院を受診してくれたのか、何をみて受診したのかを必ずみる
・ 必ず複数診体制をつくる。絶対に単独診療はしない
・ なるべく休診日はつくらない。土日の営業も頑張る。ただし院長不在でまわすこと
・ 院長の休みは積極的にとる
・ 医師は辞める。これを前提として辞めても良い体制をつくってゆく
・ どのようにしたら常勤医・非常勤医にとって魅力的な職場になるのか?すなわち医師に対して
マーケティングを行う
・ レセプトや、診断書書類、主治医意見書といった雑務は院長以外に降ろす
・ 問診表を改善し、より深い細やかな臨床情報が得られるように工夫する
・ 時間があればナース問診を併用し、より深い情報を得る
・ 患者様は必ず立って迎える
・ 医師は笑顔を意識し、適切に笑顔をだす
・ 患者様に対して、”Love&Respectで臨む
・ 患者様の需要は何か?を意識して、明確に需要に応える
・ 患者様に対して親身になって親切にする
・ 症状は、その症状を解決するために真剣になる
・ 患者様の個人的な事情に深く踏み込む
・ なるべく細かくフォローする旨を伝える
・ フォローコールを行うことを患者様にあらかじめ伝える
・ 席や発熱など、気になる症状があれば、フォローコールを設定する
・ 科を問わず、心療に対応できるように力をつけておく
・ 心療の場合は、初診後遅くとも7日後にはフォローする
・ 心療の場合は、フォロー感覚を短くとる
・ 少しでもフォローが必要と判断したら、次回予約を必ずとる
・ 患者様の帰り際には、暖かい言葉をかける「幸せになってくださいね」など
・ 保証を求めている患者様には、一歩踏み込んでリスクをとって保証を与える
・ 看護師は、医師の診察に同席し、自らを「ミニ・ドクター」として成長させてゆく
・ よくある説明は資料を用意し、看護師が適切な説明補足を行う
・ 看護師から診察の印象点に対するフィードバックをもらう
・ 看護師が必要だと判断したら、フォローコールを実施する
・ 受付や看護師が気づいたことは、必ず情報共有する
・ 看護師にも心療問診がとれるようにしてゆく
・ フォローコールはシステムをつくって行う
・ クロスセル・アップセルに関してもシステムをつくって対応する
・ 患者様がまた来院したくなる仕組みを考える
・ 会計は素早く正確に行う。そのための仕組みを創り上げる
・ 薬局との緊密な連携をとる
・ 予防接種や自費検診に関して独自の商品開発を行う
・ 代替医療に興味がある人は、オプションとしてパッケージを開発する
・ 患者様を「クラス分類」する。コアはファンには、より親密なアプローチを行う
・ 脱落を早期に発見するシステムを整備する。フォローコールなどで対応する
・ 出口アンケートを行い、患者様の印象を常にフィードバックする