良い採用を行うには?

Ⅲ.信愛クリニック推奨の良い採用を行うためのシステム

院内の労働環境を整備する

・ 全て法定の基準を守る

・ 給与は少し高めに

・ 休暇をしっかりととらせる ホリデーナインを実施する

・ 就業規則をもつ

・ タイムカード管理をきっちりやる タイムカードの取り扱いは神経質に行う

・ 無駄な残業はさせない

・ 無駄な居残り厳禁、管理者が責任をもつ

・ 必ず雇用契約書を交わす

・ 雇用契約書の業務内容は多彩に記載しておくこと

・ 入職時のオリエンテーションを実施すること

楽しい職場をつくる

・ 感謝の朝礼

・ スタッフの事を良く知る機会を設ける

・ スタッフに頻回に声をかける

・ 事務長セッション、事務セッション、師長セッション、看護師セッションを実施する

・ お疲れ様⇒ありがとうございます に変更する

・ 教育の時間と回数を確保し、妥協しない

・ 日報を書かせ、全員に返事をかく

 

※ 感謝の朝礼: 始業前に下記の手順で行う

①  司会者が 「おはようございます!(唱和) ●月●日の朝礼を始めます。●●さんからお願いします!」で開始する

②  出席スタッフ全員が参加する。順番に、「おはようございます!(皆で唱和)、 本日の感謝は・・・」で始める。何に感謝しても良い。約30秒~1分とする。「今日もよろしくお願いします(よろしくお願いします!と唱和)」で締める。全員が終わったら、院長が最後に感謝を述べて終了。引き続いて院長の訓話を3分~5分ほど。内容に迷ったら理念かクレドについて語る

③  スタッフの誕生日は、全員がそのスタッフに感謝を述べる。ケーキやプレゼントも良い。

※ 日報: 一日の業務が終わり、タイムカードを押す前に

①  本日うまくいったことは何ですか?

②  本日、学んだことは何ですか?

③  うまくいったことを、もっとうまくいくようにするにはどのようにすればよいですか?

④  5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)は実施しましたか?

⑤  他に連絡があればどうぞ

のフォーマットで一日を総括して院長と幹部スタッフに送信する。信愛では院内ワークウエアを用いているが、メールでも良い。

院長は、必ず返事を書く。内容は基本的にはスタッフの自己重要感、納得感、成長実感を育てるような言葉にする。

 

クリニックの価値基準を明確にする

・ グランド・デザインを明記する

・ ヴィジョンを定める

・ 価値観を表明する

採用基準を明記する

決して妥協しないと誓うこと。基準に満たなければ、何度でも空振りしてよい。

募集用ホームページをつくる

・ 条件だけではなく、グランドデザイン、ヴィジョン、クレド、想いについて語る

・ 上質を求める人はコンサルタントに相談

履歴書とエントリーシートを受け取る

・ 書類選考を行う

・ 詳細はマニュアルを参考に

Webテストを実施する

・ 院内スタッフに実施し、合格基準の参考とする

・ テストの結果は、性格テストは話半分に評価し、能力テストは職種に照らし合わせて判断する

・ 基本的には「ひどく偏った人を落とす」ためであり、これで「良い人がみつかる」訳ではない

・ テスト結果は面接でフォローし、より踏み込んだ面接とする

・ 結果は電話で連絡し、メールで確認を送る

一次面接を実施する

・ 面接官は複数とする。マニュアルを用いて教育訓練を実施しておくこと。

・ 面接シートを必ず使用すること

・ 合格であれば業務に関する簡単なテストを実施する 。内容は電話応対ロールプレイ、PC入力、保険証確認、など

二次面接を実施する

・ 面接センスの良いスタッフが行う

・ 院長面接はしても良いし、しなくても良い

・ 必ずマニュアルを精読のこと

お試し勤務を実施する

・ 3~5日の勤務を時給で行う

・ 常勤スタッフは少し期間を長めに、かつハードに勤務してもらう

・ スタッフ全員で評価シートを用いて評価する